ExcelでSUM関数やAVERAGE関数などで計算させる時に空白セルがあってもエラーにならずに計算してくれます。
空白セルがあってはいけないときなど、計算結果をエラーにするとわかりやすくなります。
そんなときには「NA関数」を使っています。
下図はExcel2016です。
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NA関数
エラー値 #N/A を返します。#N/A は、”使用できる値がない” ことを意味するエラー値です。NA 関数は空白セルにマークを付けるために利用します。データが入力されていないセルにエラー値 #N/A を入力することによって、空白セルを計算の対象として誤って使うというエラーを防ぐことができます (数式がエラー値 #N/A を含むセルを参照すると、計算結果もエラー値 #N/A になります)。
NA()
NA 関数の書式には引数はありません。
- 関数名と共に空白のかっこ () を指定する必要があります。空白のかっこを指定しないと関数として処理されません。
- エラー値 #N/A を直接セルに入力してもかまいません。NA 関数は、他の表計算プログラムとの互換性を維持するために用意されている関数です。
空白セルをエラーにする例
セルには、「=NA()」と入力しても良いですし、直接「#N/A」と入力しても良いです。
空白セルにNA関数が入っていると計算結果がエラーになっているので、空白セルのある列がわかりやすいです。
沢山の空白セルをNA関数に変換する
表が大きくて空白セルが見つけにくいときは、置換すると便利です。
[ホーム]>[検索と置換]>[置換]
[検索する文字列]は何も入力せずに、[置換後の文字列]に「=NA()」と入力し、[すべて置換]をクリックします。
空白セルにNA関数が入ったので、計算結果もエラーになり空白セルのある列がわかりやすくなりました。
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