Excelで小数点以下を切り捨てて整数にするにはINT関数やROUNDDOWN関数などがありますが、今回は「TRUNC」関数を記録します。
下図はExcel2016です。
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TRUNC関数
数値の小数部を切り捨てて、整数または指定した桁数に変換します。
TRUNC(数値, [桁数])
数値=必須。小数部を切り捨てる数値を指定。
桁数=省略可能。切り捨てを行った後の桁数を指定。桁数の既定値は0(ゼロ)。
TRUNC関数とINT関数は整数を返すという点で似ていますが、TRUNC関数が数値の小数部を単純に切り捨てるだけであるのに対し、INT関数は数値の小数部の値に基づいて、数値を最も近い整数として切り捨てます。
INT関数とTRUNC関数の働きの違いは、数値が負の数であるときにだけ現れます。TRUNC(-4.3)
では -4 が返されますが、 INT(-4.3)
では「-5」が返されます。これは、「-5」がより小さい数であるためです。
TRUNC関数の使用例
A列の小数点付きの数値を小数点以下を切り捨てて、B列に表示しています。
=TRUNC(A1)
A列の数値を小数点第三位を切り捨てて第二位までをB列に表示しています。
=TRUNC(A1,2)
INT関数とTRUNC関数では下記のように結果が変わります。
B1:=TRUNC(A1)
B2:=INT(A2)
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