
Excel VBAを使ってファイルを開いたり、データを書き換えたりすることがあり、ファイルを開く前にバックアップをとっておきたいことがよくあります。
操作している自分のファイル以外のファイル名を変更する方法を記録します。
ファイル名を変更するには「Name」ステートメントを使います。
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「Name」ステートメント構文
Name oldpathname As newpathname
oldpathname = 必須。既存のファイル名と場所を文字列で指定。
newpathname = 必須。新しいファイル名と場所を文字列で指定。既存のファイル名は指定できません。
Nameステートメントは、ファイル名を変更しますし、別のフォルダ(ディレクトリ)に移動することもできます。
新しいファイル、フォルダ(ディレクトリ)を作成することはできません。
開いているファイルにNameを使用するとエラーが発生するので、変更する前にファイルを閉じておく必要があります。
引数に複数の文字(*)と1つの文字(?)のワイルドカードを含めることはできません。
VBAでファイル名を変更する例
「C:\Users\admin\Desktop\新しいフォルダー1」のフォルダに保存されている「aiueo.txt」というファイル名を「kakikukeko.txt」というファイル名に変更してみます。
VBAに下記のように書き込んで実行します。
Sub test()
Name “C:\Users\admin\Desktop\新しいフォルダー1\aiueo.txt” As “C:\Users\admin\Desktop\新しいフォルダー1\kakikukeko.txt”
End Sub
ファイル名が変更されました。
「C:\Users\admin\Desktop\新しいフォルダー1」のフォルダに保存されている「kakikukeko.txt」というファイルを「C:\Users\admin\Desktop\新しいフォルダー2」のフォルダに移動してみます。
Sub test()
Name “C:\Users\admin\Desktop\新しいフォルダー1\kakikukeko.txt” As “C:\Users\admin\Desktop\新しいフォルダー2\kakikukeko.txt”
End Sub
「新しいフォルダー2」のフォルダに移動しました。
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