Excel VBAでセルまたはセル範囲を選択するには「Select」メソッドを使います。
シートを選択せずに「Select」メソッドを使用した場合は、アクティブシートのセル範囲が選択されます。
▼▼ セルをアクティブにする方法はこちら ▼▼
>> Excel VBA セルをアクティブにする-Activate、ActivateとSelectの違い
Excel VBAでセルをアクティブするには「Activate」メソッドを使います。 「Activate」と「Select」の違いも記載しています。 目次「Activate」メソッド構文セルをアクティブにするActiva …
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「Select」メソッド構文
式.Select
オブジェクトを選択します。
式は、Rangeオブジェクトを表す変数です。
単一のセルをアクティブセルにするには、「Activate」メソッドを使用します。
「Select」メソッドの使用例
1つのセルを選択する
B3のセルを選択します。
Sub CellSelectTest1()
Range("B3").Select
End Sub
連続した複数のセルを選択する。
連続したセルを選択するには「:」でつなぎます。
B3からC5を選択します。
Sub CellSelectTest2()
Range("B3:C5").Select
End Sub
連続していない複数のセルを選択する。
離れたセルを選択するには「,」で指定します。
B3~C5とE8を選択します。
Sub CellSelectTest3()
Range("B3:C5,E8").Select
End Sub
行を選択する。
4行目を選択します。
Sub CellSelectTest4()
Range(“4:4”).Select
End Sub
または
Sub CellSelectTest4()
Rows(4).Select
End Sub
連続した複数の行を選択する。
連続した行を選択するには「:」でつなぎます。
4~5行目を選択します。
Sub CellSelectTest5()
Range("4:5").Select
End Sub
または
Sub CellSelectTest5()
Rows("4:5").Select
End Sub
連続していない複数の行を選択する。
離れた行を選択するには「,」で指定します。
4~5行目と7行目を選択します。
Sub CellSelectTest6()
Range("4:5,7:7").Select
End Sub
列を選択する。
C列を選択します。
Sub CellSelectTest7()
Range("C:C").Select
End Sub
または
Sub CellSelectTest8()
Columns("C").Select
End Sub
または
Sub CellSelectTest7()
Columns(3).Select
End Sub
連続した複数の列を選択する。
C~D列を選択します。
Sub CellSelectTest8()
Range("C:D").Select
End Sub
または
Sub CellSelectTest8()
Columns("C:D").Select
End Sub
連続していない複数の列を選択する。
離れた列を選択するには「,」で指定します。
B~C列とE列を選択します。
Sub CellSelectTest9()
Range("B:C,E:E").Select
End Sub
エラーが出た場合の対処法
シートを選択していない
「Select」メソッドでエラーが出る場合は、別シートのセルを「Select」しようとして、別シートを選択していない場合です。
セルを選択する前にシートを選択するとエラーが解消します。
Sub CellSelectTest10()
Worksheets("Sheet2").Select
Worksheets("Sheet2").Range("B5").Select
End Sub
セル範囲の指定が間違っている
↓このようにセル範囲の指定が間違っていると、「型が一致しません」とメッセージが出ます。
Rows("3:4,8").Select
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