Excel VBAの変数とは
データを一時的に格納するための名前をつけたメモリ上の場所!
箱のようなものをイメージするとわかりやすいかもしれないですね。
変数の名前の文字は
・英数字
・漢字
・ひらがな
・カタカナ
・アンダースコア
が使用でき、「スペース」や「記号」は使用できません。
変数の名前の先頭の文字は、英字、漢字、ひらがな、カタカナのいずれかでないとダメです。
変数の名前は半角で255文字以内の制限があります。
変数にはデータ型を指定することができ、変数に格納されるデータはプログラムの実行中に変更することができます。
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変数の宣言
変数は変数に値を代入する前に「変数の宣言」をします。
変数を1つだけ宣言する場合
Dim 変数名 As データ型
複数の変数をまとめて宣言する場合は、「,(カンマ)」で変数を区切ります。
Dim 変数1 As データ型, 変数2 As データ型, 変数3 As データ型
変数へ値を代入する
変数に値を代入するには「=」を使います。
数学の「=」の右辺と左辺が同じという意味とは違い、左辺の変数に右辺の値を代入するという意味です。
変数 = 値
例(数値を代入する)
100円の商品を5個分の合計を求め、ダイアログボックスにメッセージを出してみます。
変数「x」が商品単価
変数「y」が個数
変数「a」が合計
Sub 合計()
Dim x As Integer, y As Integer, a As Integer
x = 100
y = 5
a = x * y
MsgBox a
End Sub
これを実行すると、下図のようにダイアログボックスが表示されます。
例(文字を代入する)
変数「a」に文字を代入しメッセージを出してみます。
※文字を代入するときは文字を半角のダブルクォーテーション(”)で囲みます。
Sub 文字()
Dim a As String
a = “あいうえお”
MsgBox a
End Sub
これを実行すると、下図のようにダイアログボックスが表示されます。
例(日付を代入する)
変数「a」に日付を代入しメッセージを出してみます。
※日付を代入するときは半角のシャープ(#)で囲みます。
Sub 日付()
Dim a As String
a = #12/1/2018#
MsgBox a
End Sub
これを実行すると、下図のようにダイアログボックスが表示されます。
データ型についてはこちら↓
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